のんきみち日誌

『のんきみち』で、《読み合い》した本の記録を中心に、のんきみちな気分で綴るブログです。

第3回シークレットブック その3

凡例

①こんな人にお勧めしたい

②読後の気持ち

③絵本を一言であらわすと・・・

④書名・著者・出版社名

※感想

 

 

 

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①人と人とのつながりの温かさを感じてみたい人へ
②次に出会う誰かのために何かを渡す、そのくりかえしの歴史で今があるのかな
③時を越えた記憶のバトン
④こびん
作:松田 奈那子 出版社:風濤社


※幼少の頃、自分も手紙をビンにつめて海に流したのを思い出しました。あのビンはどうなったのかな…と考えると楽しいです。
※こんなステキなこびんと出会ってみたい^^!知らない人とのつながりでも見えないつながりでもこんなに心があったかくなるんだな~

 


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①傷ついたり、悲しいことがあってもまた一歩前に踏みだしたいあなたへ。
 癒し。これぞ絵本の力。
②一度心を失くしてもまた出会える。また愛せる。また世界は広がる!
③心
④心をビンにとじこめて
作・絵:オリヴァー・ジェファーズ訳:三辺 律子 出版社:あすなろ書房


※心を閉ざして「どうでもいいや」と投げやりになっていた時のことを思い出しました。「心をビンに入れる」という表現がしっくりくる。静かなお話だけど、とても心を揺さぶられました。
※心が傷つきそうになった時、こわれてしまう前に心をびんにそっと入れて守ること。それも1つの方法だなと、そして前に進もうと思った時にまた出してあげればいい!ホワッと心があたたかくなりました。
※こんなビンをみんなが1つずつ持てると良いなぁ。時が解決してくれることいっぱいある。
※悲しいこと、辛いこと、嫌なこと、忘れたいこと…色んな(-)な感情も生きていくために必要なこと。時にはビンの中にとじこめてしまいたくなるけれど、いつかはちゃんと取り出さなければいけないんだな…。
※傷つくことはこわいけど、ずっと心をびんに入れたままじゃいい事も入ってこない。ゆっくり集中してよむことができました。

 

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①美味しいもの、甘いものには目がないあなたへ
(それにまつわる歴史もちょっぴり興味がある人へ)
②「ごちそうさま」の裏側の作ってくれた人の努力に思いを馳せる。
 そして、本当に平等な社会いて何だろうとちょっと胸をしめつける。
③変わらない人の気持ち。
 変わらないレシピ。
 そして、変わっていく世の中。
 道具。社会。
④とびきりおいしいデザート
文:エミリー・ジェンキンス絵:ソフィー・ブラッコール訳:横山 和江
出版社:あすなろ書房


※シンプルだけど何て美味しそうなデザート!!帰りに生クリームを買って帰ろうかな(笑)美味しい幸せな気持ちを皆で共有できる世界であってほしいです。


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①隅々まで描きこまれた絵本の「絵」を存分に楽しみたい人へ
②朝なのに夜みたいなスズキコージの絵の世界にパワーを貰える
③朝と夜。海と空。
④コーベッコー
作:スズキ コージ 出版社:BL出版


※神戸にまた遊びに行きたくなります。スズキコージさんのぶっとび世界観から見た神戸の街はとにかくエネルギッシュでふしぎなこともなんだか納得させられるパワーがあります。


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①もしかしたらこの世の中のどこかに自分そっくりの子どもがいるかしら?
 なんて考えたことのある子ども時代だった人へ
②私って人は何だろう?
 どうやって私になったのかな?
 良い所も悪い所もぜーんぶ丸ごと自分。
 それでいい。それがいい。と思える一冊。
③世界でたった一人の掛けがえのないあなた
④ぼくだけのこと
作:森 絵都絵:スギヤマ カナヨ 出版社:偕成社


※小さい時に自分と同じ顔やにている人がいるのかも!と思ってドキドキワクワクしていた頃を思い出しました。色々な所があって、ちがって丸ごと自分。子どもたちもワクワクしてくれるだろうなぁと思いながらよみました。


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①自分の生きいる世界とは違う゛言葉゛というものに興味のある人へ
②可愛らしい昆虫のイラストと、小気味よい言葉のリズム。
 想像する楽しみ。
 読み終わった後、つい口にしたくなる。じゃじゃこん!
③虫達の小さな世界
④なずず このっぺ?
作:カーソン・エリス訳:アーサー・ビナード 出版社:フレーベル館

 

※虫も実は人間にはわからない言葉で会話しているのかも!?と想像がふくらむ本でした。この言葉はなんだろう?とページをめくったり戻したりしながら楽しい気持ちになりました。

 

 

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①ちょっと一息ほっとしたい人へ。小さな、ささやかな幸せに心和む人へ。
②女の子のもたらす、花のもたらす、小さな幸せ。小さなキセキ。
③お花
④おはなをあげる
作:ジョナルノ・ローソン絵:シドニー・スミス 出版社:ポプラ社


※気まぐれ?優しさ?いたずら心?子どもの野草つみが織りなす物語に心が和みました。
モノクロームの世界から少しずつ色づいていく世界。お話のすてきさもさることながら絵を見ているだけで美術館に来たかのような気持ちになりました。

 

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①またこの季節がやってきた。学校や駅や民家の軒下でつい〇〇〇の巣を探してしまう人へ
②子らにエサを運ぶ親鳥。その姿にぐっと来てずっと見ていられます。
③初夏
 命の記憶
④ツバメのたび
作・絵:鈴木 まもる 出版社:偕成社

 

※身近にいるツバメがどんな思いで海を渡って来て軒下に巣をつくり子育てをしているのか!?思いをはせることができました。鮮やかな絵がすてきです。

 

 

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①だれも知らないあなたの心をのぞいてみたい人へ
②自分でも気がつかない思いが心の奥にねむっているかも…
③ドア
④あけるな
作:谷川 俊太郎絵:安野 光雅 出版社:復刊ドットコム


※ページをめくるたびにドキドキしました…。不思議な絵本でした。子どもに読んでみたいです。
※はじめはドキドキ緊張感があったけど最後に今のは何だったのだろう?という気持ちになりました。
※こんな不思議な絵本ははじめてかもしれません…。「おかえりなさい」と言われた時自分が誰だったのかわからなくなる感覚、今いる場所と違う所に連れてってくれるそれもまた絵本の楽しみ。

 

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①自分がいなくなったら…と考えるとねむれなくなるあなたへ
②意外と楽しいのかも?!あちらの世界
③ものは言いよう考えよう
④このあと どうしちゃおう
作:ヨシタケシンスケ 出版社:ブロンズ新社


※笑えるけどなんだか切ない余韻もあり、やっぱり今を面白く楽しく過ごしたい!と思えました。最後のページのビニール袋はおじいちゃんカナ…?裏表紙などのイラストも四コママンガ風で面白いです。
※想像したことのない世界。こんな風に自由に想像してみるのって楽しいかも?!私も嫌な事、不安な事を自由に想像してみようと思いました。
※こんなにダイナミックに豊かに死後の世界をだれかとしゃべってみたいです。ヨミタケさんの視点がやっぱりちょうどよく思考をほぐしてくれるかんじがします。
※いやぁ~ステキ!!不安や心配を笑いに変えてくれたお話。育休中「死んだあとどうなるのだろう…」とよく考えていた私…(笑)ものは考えよう!まさにっ!ですネ!


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①あなたの体の中、外でどんな事があるか知りたい人へ
②人間っていろんな生き物にささえてもらってるんだなぁ
③ミクロ
④ちいさなちいさな めにみえない びせいぶつの せかい
文:ニコラ・デイビス絵:エミリー・サットン訳:越智 典子監修:出川 洋介
出版社:ゴブリン書房


※目に見えないものは想像するしかないのだけど…きっと、ある!!ってイメージさせてくれる絵本!!世界を実はじわじわ変えているびせいぶつってスゴイ!!


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①旅に出たいと思うあなたへ
②今、自分がいる場所はだれかにとって大切な場所かもしれない。
③旅
④ぼくのたび
作:みやこし あきこ 出版社:ブロンズ新社


※日常の中での出合いから広がって行く非日常の生活へのあこがれ大切ですネ。


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①私なんてちっぽけだ…と、思ってるあなたへ
②他人から見たら小さな一歩でもそれは千里に続いている
③たゆまぬ情熱
④木を植えた男
作:ジャン・ジオノ絵:フレデリック・バック訳:寺岡 襄 出版社:あすなろ書房


※何ともいえぬ余韻が残る作品。農夫の不屈の精神。絶望と希望のはざまの中で戦ってきた生き様。

 

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①最近自然にふれあっていない人へ
②道ばたの葉っぱにも、こんなにふくざつなしくみがあるなんて
③小さな偉人たち
④ようこそ! 葉っぱ科学館
写真・文:多田 多恵子 出版社:少年写真新聞社


※葉っぱ葉っぱ葉っぱ。葉っぱが生き物みたいだ。この本を読むと少し葉っぱハカセになった気分にもなる。
※紙がつるつるしててキレイ!葉っぱの写真とへぇ~がつまった自由研究を100コぐらい書けそうなボリューム感!!1日数ページずつでゆっくりよんでみたい!!


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①子どもが虫好きな人へ…もちろん虫好きさんも
②一緒に生活してみたいかもしれない
③夏
④カブトくん
作:タダ サトシ 出版社:こぐま社


※子どもも大好きなカブト虫。大好きな虫との生活…楽しそうでおへやでよみたいです。
※うちの子はゲンゴロウに「ごろうくん」となまえをつけてお友だちとして扱っているので、この本もよんであげたいです。


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①子どもがマイペースなんです!というお母さんへ…
②うん!ゴーイングマイウェイ♪
③くるま くるま くるま
④のろまなローラー
作:小出正吾絵:山本 忠敬 出版社:福音館書店


※きっと誰もが良いとこ、まだまだなとこ、ありながらも役割を持っている。そんな哲学を感じる絵本ですね。
※ローラー君はマイペースで何にも変わってないのだけど周りの見る目が変わっていくところがおもしろいなと思います!
※ずっと気になっていた本!イヤミな毒があるのもスパイスになっていて、後半へとつながっていくので押しつけがましくないのが良い絵本ですね。テンポも良いのでよみきかせがしやすそうです。
※ローラーくんかっこいいなぁ。皆に嫌味をいわれてもひょうひょうとし、自分のやるべき事をコツコツつみあげていく。世の中は沢山のローラーくんによってなりたっているのでしょうね。


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①夏といえば海!という方へ
②しっかりもののお父さん…好きだわー
③家族

④ねずみのかいすいよく
作:山下 明生絵:いわむら かずお 出版社:ひさかたチャイルド

 

※用意周到なお父さん!でも、まさか…泳げないなんて…!!家族でお出かけしたくなりました。


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①計算が得意な方へ…挑戦者求む!!
②自然にはかなわないだな。
③種
④ふしぎなたね
作・絵:安野 光雅 出版社:童話屋


※おもしろい!!暗算できなかったから久しぶりに計算式書いて読みました。単純な計算だけど、読後はそうかいでした。

 

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①ファンタジーが好き方へ…夏バージョン
②ずっと遊んでいたい♪
③砂
④すなのおしろ
作・絵:たむら しげる 出版社:偕成社


※表紙の大きな砂山にビックリ!!中をみると動く砂、おじさんがでてきたり…とても楽しい本でした。


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①娘からママへ楽しい宿題?なぞなぞ?なプレゼントを一緒に探す本
②ママと一緒になってかくされたメッセージを集めていくと、最後に何が待っているのか?
 ドキドキ、ワクワクしながら楽しめる本。
 絵の描きこみ方も最高でこの絵本の時代の家の香りまで伝わってきます…。
 すごい…。
③ママの宝探し
④きょうはなんのひ?
作:瀬田 貞二絵:林 明子 出版社:福音館書店

※大好きな林明子さんの絵でした~。小さな女の子の考えたサプライズ。こんなワクワクドキドキを我が家でもやってみたいな、と思いました☆